無機塗料のメリットとデメリットを解説!選び方のポイントも
家の外壁塗装を検討しているけど、種類が多くてどれを選べば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
特に、近年注目されている無機塗料は、耐久性や耐候性に優れていることで知られていますが、同時にデメリットも存在します。
この記事では、無機塗料の特徴、メリット、デメリット、そして選び方のポイントを解説していきます。
□無機塗料とは?特徴やメリットを解説
無機塗料とは、ケイ酸塩や酸化チタンなどの無機物を主成分とした塗料です。
有機塗料と比較して、耐久性、耐候性、防カビ性、防火性などに優れているのが特徴です。
1: 超耐久性
無機塗料は、有機塗料と比べて劣化しにくい無機物を主成分としているため、紫外線や雨風による劣化に強く、長期間にわたって美観を保てます。
耐用年数は20~25年と非常に長く、一般的な有機塗料の10~15年を大きく上回ります。
2: 耐候性
無機塗料は、紫外線や雨風などの外的要因による劣化に強いだけでなく、気温や湿度の変化にも強いという特徴があります。
そのため、厳しい環境下でも長期間にわたって性能を維持できます。
3: 防カビ性
無機塗料は、カビや藻の発生を抑える効果も期待できます。
カビや藻は、有機物を栄養源として繁殖するため、無機物を主成分とする無機塗料は、カビや藻の発生を抑える効果が高いと言われています。
4: 防火性
無機塗料は、燃えにくいという特徴も持ち合わせています。
火災が発生した場合でも、燃え広がりを抑える効果が期待できます。
□無機塗料のデメリットと選び方のポイント
無機塗料は、耐久性や耐候性に優れている一方で、いくつかのデメリットも存在します。
1: ひび割れしやすい
無機塗料は、硬い塗膜を形成するため、外壁にひび割れが生じると、塗膜も一緒にひび割れてしまう可能性があります。
特に、地震や地盤沈下などによって外壁に大きな負荷がかかった場合に、ひび割れが発生しやすいため注意が必要です。
2: 価格が高い
無機塗料は、有機塗料と比べて材料費が高いため、価格が高くなる傾向があります。
3: 再塗装が難しい場合がある
無機塗料は、塗膜表面に汚れが付着しにくいという特徴がある一方で、再塗装の際に旧塗膜との密着性が悪くなることがあります。
そのため、再塗装を行う場合は、専門業者に相談し、適切な施工方法を選択することが重要です。
□まとめ
無機塗料は、耐久性や耐候性、防カビ性、防火性など、多くのメリットを持つ一方で、ひび割れやすい、価格が高い、再塗装が難しいなどのデメリットも存在します。
無機塗料を選ぶ際には、これらのメリットとデメリットを比較検討し、自分の家の状況やニーズに合った塗料を選ぶことが大切です。
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