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コンクリート打ちっぱなし塗装のすべて!費用や周期・適切な塗料選びまで解説

コンクリート打ちっぱなしの建物は、その洗練されたデザインと素材感が魅力的です。
しかし、年月とともに風雨や紫外線による劣化が進行し、美観を損なうだけでなく、建物の寿命にも影響を及ぼします。
そこで今回は、コンクリート打ちっぱなし塗装の必要性や適切な方法、費用について解説します。
今回は、住宅オーナーの皆様が自身のお住まいに最適な塗装方法を選べるよう、具体的な情報と専門的な知識を分かりやすくご紹介します。

コンクリート打ちっぱなし塗装が必要な理由とメリット

1: 劣化防止と美観維持

コンクリート打ちっぱなしは、独特の素材感とデザイン性を活かした仕上げですが、無防備なコンクリート表面は、雨風や紫外線による劣化を受けやすいというデメリットがあります。
表面の汚れや色あせ、ひび割れなどが発生し、建物の美観を損なうだけでなく、建物の構造的な弱体化にもつながる可能性があります。
塗装を行うことで、コンクリート表面に保護膜を形成し、これらの劣化を効果的に抑制することができます。
定期的な塗装によって、建物の美観を維持し、資産価値の低下を防ぐことが期待できます。

2: 水分対策と建物の寿命延長

コンクリートは多孔質の素材であるため、雨水などの水分を吸収しやすい性質を持っています。
水分がコンクリート内部に浸入すると、凍結融解によるひび割れや鉄筋の腐食などを引き起こし、建物の寿命を縮める原因となります。
塗装によってコンクリート表面を防水することで、水分浸入を防ぎ、鉄筋の腐食やコンクリートの劣化を抑制することが可能です。
特に、透湿性の高い塗料を選ぶことで、コンクリート内部の湿気を外に逃がしながら、雨水の浸入を防ぐ効果が期待できます。

3: デザイン性の維持と価値向上

コンクリート打ちっぱなしの魅力は、その素材感そのものです。
塗装によって、その素材感を損なわずに、むしろより美しく、長く保つことが可能です。
適切な塗料を選択することで、コンクリート本来の質感を生かしつつ、色褪せや汚れを防ぎ、建物のデザイン性を維持・向上させることができます。
また、定期的な塗装によるメンテナンスは、建物の価値を保つ上で非常に重要です。

コンクリート打ちっぱなし塗装の実際・費用から周期まで

1: 塗装の適切な周期と判断基準

コンクリート打ちっぱなし塗装の適切な周期は、一般的に6~7年と言われています。
しかし、これはあくまでも目安であり、実際の周期は建物の場所、気候、使用されている塗料の種類、施工状況などによって大きく変動します。
例えば、海沿いの建物は塩害の影響を受けやすいため、内陸部よりも塗装の劣化が早く進む傾向があります。
塗装時期の判断基準としては、塗膜の剥がれ、ひび割れ、色褪せ、チョーキング(表面が粉状になる現象)などが挙げられます。
これらの症状が見られる場合は、塗装のやり直しを検討する必要があります。
定期的な点検を行い、早めの対処をすることが重要です。

2: 撥水剤・カラークリアー塗料・光触媒塗料の特徴と選び方

コンクリート打ちっぱなし塗装には、様々な種類の塗料が使用されます。
それぞれの特徴を理解し、建物の状況や目的に最適な塗料を選ぶことが重要です。

撥水剤:透明な液体で、コンクリート表面に塗布することで、雨水の浸透を防ぎます。
比較的安価で施工も簡単ですが、下地の状態がそのまま表面に現れるため、美観の向上にはあまり効果がありません。
主に下塗りとして使用されます。

カラークリアー塗料:透明感のある塗料で、コンクリート本来の質感を活かしながら、保護と美観の向上を両立できます。
撥水剤と組み合わせて使用することで、より効果的な保護を実現できます。
アクリルシリコン樹脂やフッ素樹脂など、様々な種類があり、耐久性や耐候性も異なります。

光触媒塗料:光触媒の作用により、汚れを分解し、セルフクリーニング効果を発揮します。
耐久性にも優れており、長期間にわたって建物の美観を維持できます。
ただし、高価で施工も複雑なため、専門業者に依頼する必要があります。

3: 塗装費用相場とコスト削減のポイント

コンクリート打ちっぱなし塗装の費用は、建物の規模、使用する塗料の種類、施工方法などによって大きく異なります。
撥水剤のみの施工であれば、比較的安価に済みますが、カラークリアー塗料や光触媒塗料を使用する場合は、費用が高くなります。
費用を抑えるためには、塗装時期を適切に判断し、劣化が進行する前に塗装を行うことが重要です。
また、使用する塗料の種類や施工方法についても、費用と効果のバランスを考慮して選択することが大切です。
DIYでの施工も考えられますが、専門知識と技術がなければ、かえって費用がかさむ可能性があるため、注意が必要です。

まとめ

コンクリート打ちっぱなし塗装は、建物の美観維持、寿命延長、そして資産価値の向上に大きく貢献します。
適切な塗装周期を守り、建物の状況に合わせた塗料を選択することで、効果的なメンテナンスを実現できます。

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