外壁塗装の塗料は1液型と2液型のどちらが良い?

家のメンテナンスには妥協したくないけど、外壁塗装の費用や工程についてはよくわからない…そんな悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
今回は、外壁塗装でよく使われる「1液型塗料」と「2液型塗料」の特徴を比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

□外壁塗装で1液型の塗料を使用するメリットとは?

外壁塗装では、塗料の種類によって仕上がりが大きく変わります。
1液型塗料は、手軽さや価格面で魅力的な塗料です。

1:比較的安価で外壁塗装ができる

1液型塗料は、2液型塗料に比べて価格が安く、外壁塗装の費用を抑えられます。
DIYで使用する際にも、業者に依頼する際にも、経済的な負担を軽減できる点は大きなメリットです。

2:塗料を混ぜる手間が少なく、作業がしやすい

1液型塗料は、すでに硬化剤が配合されているため、水やシンナーなどの溶剤を混ぜるだけで使用できます。
2液型塗料のように、複数の材料を混ぜ合わせる手間がないため、作業時間を短縮でき、初心者の方でも比較的簡単に扱えます。

3:余った塗料を次の日に持ち越して使用できる

1液型塗料は、2液型塗料と違い、一日で使い切らなくても問題ありません。
作業が途中で終わってしまった場合でも、次の日に持ち越して使用できます。
塗料が無駄になるのを防ぎ、経済的な面でもメリットがあります。

□外壁塗装における2液型塗料のメリットとは?

1:耐久年数が高く、外壁を長持ちさせる

2液型塗料は、1液型塗料に比べて、紫外線や雨風などの外的影響に強く、耐久性が高いのが特徴です。
特に、屋根や外壁のように、常に厳しい環境にさらされている場所では、2液型塗料を使用することで、長期間にわたって美しい外観を保てます。

2:天候に左右されにくく、工期が短縮できる

2液型塗料は、水に溶けにくい性質を持つため、雨天時でも塗装できる場合があります。
天候の影響を受けにくいため、工期が延びるリスクを軽減できます。

3:乾燥が早く、工期を短縮できる

2液型塗料は、1液型塗料に比べて乾燥時間が短く、塗装後数時間で乾燥が完了します。
そのため、工期を短縮できるメリットがあります。
ただし、乾燥が早いということは、作業を手早く済ませる必要があるため、DIYでゆっくりと塗装したい場合は注意が必要です。

4:塗料の密着性が高く、様々な下地に対応できる

2液型塗料は、下地への密着性が高く、1液型塗料よりも多くの種類の素材に塗ることができます。
そのため、外壁塗装では、2液型塗料が広く使用されています。

5:混合前の保管期間が長く、無駄な塗料を削減できる

2液型塗料は、混ぜる前の状態であれば、1液型塗料よりも長期間保管できます。
そのため、使用する面積に合わせて必要な量だけ購入することができ、塗料の無駄を減らすことができます。

□まとめ

1液型塗料と2液型塗料にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
外壁塗装を検討する際には、それぞれの特性を理解し、ご自宅の状況や予算に合わせて最適な塗料を選ぶことが重要です。

1液型塗料は、価格が安く、DIYにも適していますが、耐久性が低いというデメリットがあります。
一方、2液型塗料は耐久性が高く、外壁を長持ちさせたいという方におすすめですが、価格が高いというデメリットがあります。

外壁塗装は、住宅の寿命を左右する重要なメンテナンスです。
専門業者に相談し、適切な塗料を選んで、安心安全な外壁塗装を実現しましょう。