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ケイカル板とは?種類・特徴・用途・塗装方法を解説!

ケイカル板という建材の名前は聞いたことがあるけれど、どんなものかよくわからない、特徴や用途、扱い方を知りたいと感じている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ケイカル板の種類、特徴、用途、塗装方法について解説していきます。

□ケイカル板とは?特徴と種類

ケイカル板とは、軽量で耐火性・耐湿性に優れた建築材料です。
主原料はケイ酸質原料、消石灰、パルプなどの補強繊維で、セメント材より割れにくく耐久性が高いという特徴があります。

1: ケイカル板の主な特徴

・ 軽量
コンクリートやレンガなどに比べて軽量で、扱いやすいです。

・ 耐火性
燃えにくく、火災時の延焼を防ぐ効果があります。

・ 耐湿性
湿気に強く、水に濡れても腐りにくいです。

・ 耐久性
セメント材よりも割れにくく、長持ちします。

2: ケイカル板の種類

ケイカル板は、厚みによって大きく2種類に分けられます。
第1種ケイカル板は比較的薄くて重く、内装ボードや天井材などに使用されます。
厚みは4mm~10mm程度です。
第2種ケイカル板は主に分厚くて軽く、鉄骨の耐火被覆材などに使用されます。
厚みは12mm~70mm程度です。

3: 石綿含有ケイカル板について

かつては、ケイカル板にアスベスト(石綿)が使用されていました。
アスベストは人体に悪影響を与える可能性があるため、2004年に製造が禁止され、現在では厚生労働省によって使用・管理が規制されています。
石綿含有ケイカル板は、第1種と第2種で処理方法が異なります。
適切な処理を行うために、種類を見分けることが重要です。
もし、古い住宅にケイカル板が使われている場合は、石綿含有の可能性も考慮し、専門業者に相談することをおすすめします。

□ケイカル板の用途と塗装方法

ケイカル板は、その優れた特性から、様々な用途で使用されています。

1: ケイカル板の用途

軽量で耐久性があるため、外壁材としても使用されます。
また耐火性、耐湿性、軽量性があり、天井材としても適しています。
加えて鉄骨の耐火被覆材として、火災時の延焼を防ぐ効果があります。
断熱材としても使用され、室内の温度を快適に保ちます。

2: ケイカル板の塗装方法

外壁材としてケイカル板を使用する場合は、塗装が必要です。
塗装することで、美観を向上させ、耐久性を高められます。
ケイカル板の塗装は、以下の手順で行います。

・ 高圧洗浄
高圧洗浄機を使って、汚れを落とします。

・ ケレン
表面の凸凹を平らにする処理です。

・ 養生
塗装する範囲以外をマスキングテープなどで保護します。

・ 下塗り
塗料の密着性を高めるために、下塗りを行います。

・ 上塗り
仕上げの塗装です。

2回塗りすることで、耐久性を高めます。

□まとめ

ケイカル板は、軽量で耐火性・耐湿性に優れた建築材料です。
種類や用途、特徴を理解することで、DIYやリフォーム、住宅の改修などに役立ちます。
外壁材として使用する場合は、塗装が必要です。
正しい手順で塗装を行うことで、耐久性と美観を維持できます。

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